
高校1年のときに同じクラスになったAくんって子がいるの。すっごくかっこいいんだけど、すっごく無口だし、冷たい。みんな、「顔はかっこいいのにもったいないよねー」なんて話していたんだー。
でもね、Aくんってすっごく良い子だって気づいたの。
雨が降っていた日の放課後、私はちょっと委員のことで遅くなっちゃって、一人で帰っていたんだよね。
ふとよこにある公園を見たら、Aくんが。なんでわざわざ公園通るんだろ、って思ってずっとみていたら、いきなり傘を置いて走って帰ったの!
びっくりして、公園の傘のところにいくと、そこには段ボールの中に入った子猫が3匹。この子たちに傘を置いて走って帰ったんだね・・・。
いつものAくんとのギャップがあるというか、こんなにも優しい人だったんだって思って、それからAくんのことがすっごく気になり出したの。それが私の高校での初恋だった。
でもAくん、学校ではほんとに喋らない。男の子とは楽しく喋っているんだけど、女の子と話しているのをみたことがない。
どうしたらいいかな、って思って、電話占いに頼ってみることにした。
「明日、早めに学校へいって、花壇に近くにいきなさい」
と言われて、次の日に花壇へ行ってみると、なぜかAくんが!!!
もうほんとにびっくり!ただぼーっと花を見つめてた。
ちょっとずつ、Aくんと喋れるようになってきた。朝のあの時間は、私の大切な時間だった。